2005 ・ 釣 行 記 ・ Salt lure
【適時更新】
ここはハードルアーにこだわった釣行記
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1月 3日(月)
ほんのチョイト釣り初め(竿振り)に…
物凄い強風!普通はこんな日釣りしません。 が、どうしても1度はロッドを振っておきたかった私。
釣れる気はしないのだが、今の私には
日を選ぶ余裕など無いので晴れたら出る。 ダメもとで出発。
とりあえず、
I 君を誘ってみると、寝起き&食事中… しかも、2日にサワラを1本釣ったと言う。
マジですか!?ヒョッとして釣れるかも( ̄ー ̄)ニヤリ… そしてもう一人
、ヒロさんへメール発信。
東京一人暮らしの私にチョクチョクメールを送ってくれるし、釣りに誘われてもいましたから…
更に待望のHP「THE NORTH SHORE PULGGING」も開設され、今後の活躍が期待されます。

さて、そんなこんなで現地到着。 やっぱ強風… しかし
追い風!軽く振ると凄い距離がでる。
パッと掴んで来たリールはラインが短い! フルキャストするとFラインが全部出てしまった。
手入れをして無いとこんなもんです。 相変わらずフックもサビサビ… 
生命反応も皆無です。
ヒロさん、 I 君と相次いで合流。 紹介を済ませ投げるが飽きるのも早い… 次は河口へ移動です。
ここも追い風効果で堤防裏は無風べた凪。 結構好きな状況。 しかし
生命反応無いのは同じ。
早々に切り上げラーメン屋に直行でした。 とりあえず、釣り初めに行って来たって事で…
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
11月24日(木)
今回の帰省は母が一緒だったので何時もより3時間程早く帰宅。 と言う事で、いつも駅に着く時間には既に河口に立っていた。
無理も無い… このところ連日地元からシーバスの匂いを嗅がされてたから、私も少しでも早くロッドを振りたかったのです。
最近話題のポイントが気になってたけど
「夜は河口の方が…」のアドバイスに従い、ホームへ。 数時間前の雷雨が嘘のように快晴。
満天の星に囲まれながら音も無く流れる水面はなんと素晴らしいものか… でも一人では1時間が限界… アタリも無いまま場所移動。
で、やって来たのが噂のポイント。 なるほど、大放水中… 対岸も良さそうなので場所移動したら、途端に雨が降ってきた。
それぞれ20分程ずつ粘っては見たものの、雨と風とノーバイトの苦渋に耐えられず、あえなく初日の釣行を終了。 ノーフィッシュ…
11月25日(金)
で、翌25日の朝、雨… 一度起きたが激しい雨音に釣りを断念、そのまま2度寝… 今夜はパスタパーティーである。
あちこち走り回って食材を集め、徐々に準備を始めた所へtoshikazuさんからメールが届いた。 「今から出勤します、雨降ってますけど…」
で、その20分後
「75出ました!」 キープ希望の打診。 そう、キープしたらもう一品料理が増えるのです。 さすがはtoshikazuさん、感謝!
結果的に同サイズが4本、小振りなのが1本出たらしい。 75cm2本をキープしていただき、夜には舌鼓を打つ事が出来ました。
11月26日(土)
で、更に明けて26日、さすがに前夜あんなの見たら“雨が”なんて言ってられない! まだ暗い5時には準備完了して出発である。
行く先は最近噂の
“Gスポット”である!到着と同時にキャスト開始! 投げる、投げる、投げる! しかし… 途中から雨が邪魔をする。
リヤのハッチを屋根代わりにして更に投げ続ける… 暫くしてtsuyoさんが到着。 探り始めるが、どうやら今日は魚が居ない様子でした。
その後tsuyoさんは出勤時間が迫った為釣りを終了。 私は次に向かうべくポイントの状況を聞いた。 「散発的ですが、釣れてます。」と…
でも「このところはあまり期待しない方がいいかも…」と、
「ルアーは小さいのが良いみたい。」とも…
で、別れ際の彼の一言が妙に耳に残った…
たまたま今使ってたルアーを指差し
「それなんか良いんじゃないでしょうか?」
「それなんか良いんじゃないでしょうか?それなんか良いんじゃないでしょうか?」
良いんじゃないでしょうか?良いんじゃないでしょうか?」 ← 耳から離れん!!
これは何かの啓示かな? 釣れてる人の言葉を素直に信じ、そのルアーで挑む。
すると、数投目で良いアタリがありました。 が、敢え無くバレてしまいました。
でもその数投後、HIT&キャッチ。 50cm程の
サワラでした。 結構良いサイズ!
今年のサワラは幅広とは聞いてましたが、サイズも例年より大きく、良く引きます。
そしてその後、ドラマは突然やって来た。 視界の右端ギリギリの所であきらかにシーバスと判る豪快なボイルが見えた。
場所はルアーが届く限界より10m程遠いか… でも「ルアーの存在をアピールできたら喰ってくるかも」と願いを込めてフルキャスト。
着水してから大きく2回サミングを入れて、巻き始めました。
ここはずいぶん浅くなってて、沈み過ぎると底に触る。
すると突然、引っ手繰る様な
強烈なアタリが来ました。
身体が勝手に脊椎反射し、これまた強烈なアワセが入りました。
アワセた瞬間ドラグが“ジーッ”って音を出しながら滑り出す…
このキレの良さ!下に突っ込む独特の引き方… これはもしや…
SPSは柔らかいので曲がり具合がハンパではない。
そして、エラ洗いが全く起こらないのでほぼ核心しました。
これはチヌ! 間違いない…
こうなると色々大変、先の50cmのサワラでさえ抜けなかった。
足場を確保すべく土管へジャンプ。
普通のズックだったので、濡れた土管へ飛ぶのが恐かったっす。 しかもテンション掛かったままだし…
およそ5〜6分後、浮いてきたのはやはり
良型のチヌでした。
珍しくリヤのフックを喉の奥まで呑んでました。 恥ずかしいほどサビサビのフックでしたが、「良く刺さってくれたもんだ。」と感謝…
ヒットルアーは久々の
アイルマグネット10.5Fゴーストカラー。 tsuyoさんが言った「それなんか良いんじゃない?」が大当たりでした。
画像を撮り終えた後、感謝の意を込めてすぐにメールで報告。 チヌは約45cmで、妙にクチビル周辺が青っぽくて綺麗でした。
時間はまだ8時を過ぎた所なのですが、前夜は寝ないで釣りに来てた為、緊張が緩んだ途端、猛烈に眠くなってきた。
午後、もしくは夕方の部もあるし、大変満足できたので、早めに帰って寝ることにしました。 これにて早朝の部は終了…
同日 午後…
朝の興奮がまだ治まらぬまま、午後に空き時間が出来たので
末っ子を連れ出して釣りに向かう事にした。
とりあえず通り道なのでGポイントへ到着。 雨が降ったり止んだりの不安定な状態。 車のハッチで雨宿りしながらの困難な釣りである。
ルアーも本人が選び、キャスト&リトリーブを繰り返す。 途中1回だけシャケかと思う様なデカイ魚が2尾ルアーを追って来が何も起こらず…
で、
次に今朝チヌを釣った場所に移動する。 付いてすぐに、帰り支度中の夫婦連れに
「ここは釣れない場所だから他所に行くべき」と言われた。
「先の人にも教えてあげたらあっちの方へ行かれたよ。」とも… いきなり
“ここは釣れない場所だよ”と宣言されたのには少々驚いた。
そこで、冗談半分に
「詳しい様ですが、ここへは良く来られるんですか?」って訊いて見た。 すると「ま、時々ね… でも釣れた事は無いよ…」
私は意地悪っぽく、
「貴方はどうして釣れないと分ってる場所に時々釣りに来るんですか?」と言うと、おじさんは黙り込んでしまった。
息子が
「お父さん、ここ釣れんが?」って不安げに言うから、「釣れるよ。 朝のクロダイもここで釣った。」と言うと安心した笑顔が返って来た。
立ち止まってこっちを見つめるおじさんの前で
タイムリーヒット! 喜んだのは息子でした。 ところが、なんと痛恨のフックオフ… _| ̄|○
その後一気に喰い付いて来たのはおじさんでした。 あれこれ聞いて来るので「自分でイロイロ試してみてください。」と追っ払ってしまった。
私には
息子との会話の方が大切なのである。 あれこれルアーの話しをして投げ続ける… 時々不特定ポイントでボイルが起きる。
何とかそれをキャッチしました。 朝同様体高のあるサワラでした。
アベレージサイズをやや超えるが、そう大きいと言う程ではない。
が、初めて見る息子には大きく見えたらしく
「デケー!」と大喜び!
チャッカリおじさんも見に来てて「こんなん釣れるんや!」だって…
息子は
「僕の竿にこんなが釣れたら海落ちそう…」と言い出す。
「釣れたらお父さんも手伝ってよね」って可愛い事を言う。
が、そんな不安も他所に、残念ながら息子に竿に魚が掛かる事は無いまま日がくれてしまった。
「また連れて来てね」 ( ´_ゝ`)
うう、嬉しい事を言ってくれるじゃないか… (TーT)ジーン…
(後日談)
この日の釣りが寒かったらしく風邪をひかせてました。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――